税効果会計

税効果とは

一時的に払いすぎた税金を将来戻るという前提の下で、資産や資本として計上する方法です

税効果はとくに銀行が使う会計操作です

銀行の場合に一時的に払いすぎた税金というのは、不良債権処理コストのこと

不良債権処理コストは税務当局が損金であると認めるまでは有料で、当然税金として払います

そこで銀行はこの不良債権処理コスト分を繰り延べ税金資産等の勘定科目にして資産に計上します

そして同額分が資本に計上されることで、銀行の自己資本が増加します

銀行は自己資金比率が8%を下回ると経営不振であると評価されるため

経営不安を招かぬように、不良債権処理コストを資本として自己資本比率8%を維持します

ただし、税効果は必ず認められるという事ではありません

税務当局が不良債権コストと損金と認めなかった場合たちまち自己資金比率が8%を割ってしまう銀行が出てくる事になります

例えば、3年連続で課税所得がマイナスで、今期もマイナスが見込まれる銀行は税効果の計上が認められない可能性が高くなります

不良債権コストと自己資金比率は銀行にとってはかなりのジレンマでしょう

銀行の株を買うときは繰延税金資産の勘定科目に注意しましょう