会社分析の基本

会社分析に必要な2つの柱を考えて見ましょう
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書のつながりも見えてきます

会社分析ですべきことはズバリ2つのみ

収益性分析とキャッシュフロー分析

収益性分析とは

収益性分析とは企業がどれだけ儲かっているのかを判断分析すること
一般的には資本利益率を使用します
すなわち投下した資本がどれだけ利益となっているのかを指標とします


キャッシュフロー分析とは

売上を上げるのが企業の究極の目的です
キャッシュフロー分析とは儲けとは別に企業の資金〈キャッシュ〉が回っているのかを判断することをいいます
黒字倒産という言葉が示すようにたとえ今月の売上があっても先月の売掛金が回収できなければ資金〈キャッシュ〉は回収されません


収益性分析とキャッシュフロー分析では観点が異なります

会社が儲かっているのか、会社に資金〈キャッシュ〉があるのか

という2つの観点でこれからは会社を見ていきましょう

両者の関係について考えた方がいいかもしれません

観点は異なるといいましたが、全く関係がないというわけではありません

例えば、製造販売を事業としているメーカーを考えましょう

メーカーが売上を上げようとすればまず顧客それも会社等の法人に自分の製品をたくさん買ってもらう必要があるのはわかりますね

個人よりも法人の方がたくさん売ることができますから

さてこの場合お客さんである会社もメーカーの製品をたくさん購入するためには現金で一括というわけにはいきません

当然掛けで買うことになるでしょう

たくさん売るためにはメーカーは売掛金の回収期間を長くする必要があります

その方が、お客さんにとっては都合がいいからです

次にメーカーがよい製品を安くつくるにはどうするでしょうか?
原材料等を質の良い物にして、かつ安く手に入れる必要があるのはわかりますね

今度は原材料等を売る方の会社が登場します
この会社から見れば、現金ですぐに払ってもらえるほうがいいお客さんなので、メーカーは買掛金の期間をはやくする必要があります

この2つの例からわかるように、
売上を上げようとすると、売掛金の回収が長くなり
よい製品をつくろうとすれば、買掛金をすぐに払う必要がある

という関係が収益とキャッシュにはあるのです


まとめ
会社分析には収益性分析とキャッシュフロー分析が必要
短期的には収益性を高くするのとキャッシュをたくさん保有することの2つを同時に成り立たせるのは困難
ただし長期的に考えると、ずっと儲かっていれば、資金〈キャッシュ〉も自然と入ってくるし、資金〈キャッシュ〉が十分にあれば、収益も上がるのは当然です